その1の続き。
またもや熱く、長く語ります。^^;
ただし、技の名前などは無知で自信ありませんので書いてません。あくまで、感動を伝えたい!!という自己満足な素人視点にご理解ください~
次の日、怒りに燃えて二人の結婚式に乗り込む博士。
ですが、スワニルダの心からの謝罪に胸を打たれた博士は二人を許します。
エエ人!エエ人です、博士~(ToT)
驚愕すべきはこのスワニルダ渾身の謝罪シーン!!
博士に向かって両手の掌を組み、頭を垂れ、片膝をつかんとする・・・その姿勢だけで、彼女の震える心が解るのです!!完全ド素人の私にさえ!
しかも、顔は俯いて、心持ち舞台側に傾けている?つまり、客席から表情は分からない。。。(と、私からは観えました)
にも関わらず!ですよ!!
「伝わる」ってこういう事なんだな、と。「伝える」凄みを感じました。
博士に感情移入してウルウルした直後にこのシーン!コーフン\(◎o◎)/!
ほんでですね、完全に博士側スタンスで観てる私としては、この謝られた博士の心を想うと、またもや切ない。。
どんなに怒りに燃えていても、許してしまうしょ、そら!
だって、スワニルダは、服を着替えただけで博士を騙せるほどにコッペリアと瓜二つなんですから~
人ひとりを犠牲にしても(フランツのことね)人間になって欲しいとまでに、あれほどに愛したコッペリアに!(泣)
その彼女の心からの反省と謝罪と懇願。
しかも彼女はこの日、愛する人と結ばれようとしています。
コッペリアが人間となったと信じた時の、あの幸福感を想った時、博士は許すしかないでしょう。
いや、あの幸福感を知り、その後の絶望をまた知ったからこそ、許すことが出来たんだと思います。
博士は壁を越えたのではないでしょうか。
この後、許された二人、スワニルダとフランツの踊りも素晴らしい。
彼らには、もう後ろめたい事なんて何も無い。
恋人以外に想いが揺らめく罪悪感も、嫉妬に苛まれる醜い自分の心も、他人の大切なモノや心を踏みにじった事も、全て解決。
あるのは若さと未来と希望のみ!
前進あるのみ!!
正にリア充爆発(爆発の意味違うか^^;)
この二人の、それぞれの恐れを知らぬ若さのエネルギーよ!輝いてみえる、とはこの事をいうのですね。
オーラがすごい。
会場の方々から聞こえる「ブラボー」
そら言うてまうわな~
と、感動してる一方で、この二人の踊りを見ている博士の心中が気になって仕方が無い私。
この後、博士は村人たちとも和解、向かい入れられ(博士もまた向かい入れ)一緒にダンスを踊ります。
その時、ひとりの村娘が博士の胸ポケットに花を挿してくれるんですが、本気でこの娘さん博士のもとに嫁いだってくれんかのぉ・・と思いました、本気で。(2回言いうほど!)
もはや親目線(笑)
それから、どうしても言いたいのは村の青年、娘達の群舞の迫力。
舞台一杯に横並び、足を踏み鳴らし、奔放で、自由を求め、野生を感じさせる、そんな踊り。
ここでもまた、私が感じたのは「若さ」のエネルギー、ですね。
(あと、集団の怖さ、多数の驕り、も(-_-;)
その1で書きましたがこの村の青年達は結構めちゃくちゃです。
でもね、自然に囲まれた、ある意味閉鎖的な場所で若いエネルギーを持て余していたんだね、そうだね、君達は若いんだもん。突っ走ってしまうよね、いいよね、若さって・・・と、遠い眼になってしまいました。
そして、そんな中年の感傷をも、また舞台に引き戻す、圧倒的な吸引力。
鳥肌!!
前に書いた、私の感じていた「バレエの敷居の高さ」は料金もさながら、自分に理解できるのだろうか・・・という問題が1番でした。
ですがそんなものはただの杞憂でした。(ただ、簡単なストーリーは知っておく方が安心して集中できると思いますが)
舞台が始まると、不思議なまでに登場人物のそれぞれの感情や、言ってる事が解ります。
そう、踊りから、マイムから、声が聴こえてくるのです。
気障な言い回しといわれようとも!笑
正直、マイムがこんなに大切なんて、そしてマイムでここまで感情が伝わるなんて!と驚きました。
どんどん芝居の世界に引き込まれ、泣いたり笑ったり、怒ったり。
観終わった後は、表現者(演者)の情熱に当てられて呆然。
そして席を立つ時、現実世界、自分は自分で頑張らねば!!と思わせられます。
それはまるで、スポーツの熱戦を観た後と同じ。
彼らは紛うことなき「アスリート」です。
良い試合を有難う!!本当にそんな気持ちでした。。。
長々書いた割りに、上手く伝え切れません(汗)
やはり観ていただかなくてはッ!!!←結局(^_^;)
(ちなみに、こちらのバレエカンパニーでは今回のような公演を年1回上演されています)
バレエスクールは勿論ですが、ピラティス教室なども開かれているようです。
バレエの先生が教えて下さるなんて素敵ですよね~☆
超長文を最後までお読み頂いた皆さん!!お付き合いありがとうございましたm(__)m
*南野でした*