日本人の5人に1人は眠りに問題を抱えているという調査結果もあるくらい、多くの方が悩まれているワケですが、不眠の原因は人それぞれです。
ここでは大まかに5つの大きな原因を挙げてみました。
①身体的疾患原因・・・心疾患、癌、リウマチ等の痛みによるものなど
②生理学的原因・・・夜勤と昼勤など変則的なシフト、生活リズムの崩れからくる体内時計の乱れなど
③心理学的原因・・・職場環境、人間関係などのストレス、悩み、プレッシャーなど
④精神学的原因・・・うつ病、統合失調症など
⑤薬理学的・・・アルコールやカフェインの過剰摂取など
⑥その他・・・冷えや自律神経の乱れ等も不眠と深く関わっています。
若年・壮年層では②と③が多くみられます。
また、③が進み④のうつ病となってしまうケースも多く、睡眠障害と言われる初期段階で早めに治療することが望ましいのは明らかです。
⑤のアルコールは寝やすくするんじゃないの?と思われた方もいらっしゃるでしょう。
たしかにアルコールは入眠することに一役買ってはくれますが、レム睡眠とノンレム睡眠のバランスを崩してしまい身体の疲れは取れにくくなります。
つまり眠りの「質」を低下させてしまい、結果、寝ても疲れがとれない・・ということになります。また依存性があるのも注意したい点です。
次に肝心の治療法について・・・
実際悩まれている方は、ここでいうまでもなく、ありとあらゆる事を可能である限り試されています。
枕や寝具を変え、寝る前にセロトニンを増やすという暖かい牛乳を飲み、眠ることばかり考えてはいけないと言われ本を読んだり、
眠る前にケータイやテレビは禁止、半身浴に、朝日を浴びる、野菜中心の食事・・・など等、不眠に関して周りの誰よりも詳しくなって・・・それなのに眠れない、この理不尽さ。
もう、誰に相談しても返ってくるアドバイスに対して「そんなことは分かってるよ!!」と、むしろ腹立たしく、それを思い出してまた眠れなくなる。もう地獄です。
もう薬しかないのか・・そう思われるのは当然の結果です。
でも、少し待って下さい。
確かに現代の睡眠薬は昔と比べて副作用も少なく、依存性も押さえられ安全だと言われます。
ですが、先にも言った通り、5人に1人は不眠症である現代日本人。そしてその睡眠薬服用人口は600万人にも昇っているのです。そしてこれからも増えていくでしょう。
つまり、薬を飲んでも不眠症は治っていないのです。
実は、原因⑤の薬理的原因に、もう一つ多い理由があります。
それは「睡眠薬を止めたから」・・・これが依存でなくてなんなのでしょうか。
しかも身体の苦痛(肩こり、腰痛、頭痛など)は慢性化してしまっている方のなんと多いことか。
この悪循環にならない為に、東洋医学・鍼灸と、自分の努力だけで質の良い眠りと快適な生活を取り戻しませんか。
*南野でした*
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