大阪市天王寺区の鍼灸院・整骨院・プライベートヘアサロン【ホット・スルー】
☆疲労について

疲労と疲労感は違う
「疲労と疲労感は違う」というと驚かれるのではないでしょうか。もちろん疲労と疲労感は非常に密接に関連しています。しかし厳密には少し違いがあります。

主に、疲労と疲労感の流れは次のようになります。

1. 人間が活動すると、様々なストレスが発生する。
2. 体内で活性酸素が発生する。
3. 活性酸素が細胞を傷つける。「疲労」が発生する。
4. 細胞から老廃物(疲労物質)が出る。
5. 血液中やリンパに老廃物が排出される。
6. 脳がその老廃物を感知し、「疲労感」を得る。

そうなんです。上記の3番が疲労であり、6番が疲労感です。ほとんど一緒ですが、ずれがあります。通常、「疲労」がまず発生し、その後、「疲労感」が感じられます。

普通の状態では、疲労と疲労感は一体なのですが、時としてそうで無い場合があります。

皆さんも学生時代を思い出してください。試験勉強を一生懸命に長時間行うと、大変疲れます。生理学的にも脳細胞はより多くのブドウ糖からエネルギーを得て、フル回転しています。やはり体内の細胞が一時的にある程度傷つきます。「疲労」が発生するのです。

しかし試験本番に実力を十二分に発揮し、合格点を取ることを確信すると、疲れも吹っ飛びます。試験に成功したという「嬉しい実感」が、疲労を消すのです。

あるいはスポーツでも仕事でも人間関係でもうまくいき、成功した実感を感じると、疲労が感じられなくなります。「成功」が「疲労」を消すのです。
» 疲労がマスクされる危険性
これを「疲労がマスクされる(隠される)」状態といいます。実はこの状態が危険なのです。

様々な作業やストレスで、多かれ少なかれ、「細胞」は確実に傷ついています。つまり生理学的に確実に「疲労」しています。しかしある種の成功実感、期待感、達成感、楽しさ、あるいは責任感や義務感などで、この「疲労」がマスクされると、「疲労感」が感じにくくなります。

そうなると人間は実際には疲労しているのに、疲労感を感じず、「疲労していない」と勘違いします。そして仕事など様々な活動をし過ぎて、過労状態になります。過労が重なると、命にも関わる事態も最悪、想定されます。巷で耳にする過労死や突然死の一部は、この「疲労がマスクされる」ことを背景にしていると思われます。

たとえば達成感や楽しさがあるからと、調子に乗って仕事を頑張りすぎると、後でガクンと疲労感に襲われるケースがあります。これは適度な疲労回復を怠ったツケといえます。

あるいは強い義務感や責任感も「疲労をマスクする」傾向があります。強い責任感がその人の疲労感をマヒさせるのです。生真面目な会社員が手抜きもせず膨大かつ困難な仕事を長期間続け、倒れた・・・なんて話があると思います。強い責任感が疲労をマスクするため、疲労感が感じられず、仕事を抱え過ぎてしまう。

したがって例えば、大きな充実感や責任感で、あなたが仕事に疲れを感じなくても、客観的に「疲れ・疲労」があるはずだと判断すれば、こまめに意図的に疲労回復を図りたいものです。
» 疲労回復は睡眠が最適
その際の疲労回復は必ず「睡眠」を軸に行うのが適切です。仮に不眠気味だとしても、身体を横にして、目を休め、体内の細胞を休めましょう。眠ることで細胞の傷が癒され、細胞レベルの疲労が減少して、疲労回復されやすくなります。

間違ってもお酒やたばこ、栄養ドリンク等のみで、表面的に疲労を取ろうとしてはいけません。これでは細胞レベルの「疲労」は残り、単に「疲労感」がマスクされただけです。

必ず「睡眠」ないし「睡眠に近い状態」で疲労回復を図りたいものです。もちろん疲労感が大きい等の異常や違和感がある場合は、医療機関にご相談下さいね。

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精神疲労には定期的な休息が必要
疲労回復のメカニズム上、精神的な疲労、すなわち脳の疲労には適度な休息(癒し)が必要です。いや「必須」です。

脳の疲労のメカニズムは、筋肉の場合と似ていて、すなわち乳酸が蓄積されるそうです。脳も筋肉と同じように、使い続けると乳酸がたまるのです。ちなみに脳はそのエネルギー源としてグルコースしか使いませんが、グルコースが代謝されるとやはり乳酸が作られます。

この乳酸をあまりたまらないように、適度な休息(癒し)が精神的な疲労回復には必須です。早めの休息が必要で、できれば30分に1分の休憩、あるいは90分経ったら最低10分程度の休息が強く望まれます。また最近よくいわれる昼寝の効用ですが、昼寝を15分ほどすると、午後の作業効率が上がるとの指摘もあります。ちなみにここでいう適度な休息とは、「定期的な早めの」休息を意味しています。


ここで問題なのは、脳はそれ自身が疲れているのを感じにくい仕組みになっていることです。これは脳自体に疲れを感じ取る神経(感覚神経)が通っていないことから来ています。目の疲れや肩の凝り、頭痛など脳の疲労と思われる症状が出ますが、これは脳自体の疲労とは違います。目の疲れは眼内筋の疲れだし、肩の凝りは肩の筋肉の痛みです。また頭痛(偏頭痛)は血管の壁や脳の膜に走っている神経からの痛みです。

よって脳それ自体は疲れ(痛み)を感じない(感じる神経が走っていない)のです。だからこと意識的に定期的に休息をとる必要があります。

もし休息(癒し)をとらず無理を重ねると、脳の血管障害(脳梗塞など)が発生するケースもあります。文字通り、命にかかわる事態に陥る可能性があります。

とにかく精神的な疲労は、ダイレクトに感じる神経が存在しません。精神的な疲労回復をするには、意識的に定期的な適度の休息(癒し)が必要です。
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