身体は疲れているのに夜眠れない・・
または2~3時間寝ただけで目が覚めてしまう。そして1度目が覚めたらもう眠れない・・
眠れはしているが疲れが取れない・・
こういった症状、以前は高齢の方が多かったのですが、最近は学生さんや働き盛りの若者にも増えています。
むしろ、眠れないことを不調として意識されるのは若年層が多いと言えます。
上記のような症状が週に3回以上、1ヶ月続くようであれば「不眠症」を疑い、積極的な治療を考えられた方が良いでしょう。
不眠症はただ眠れないから辛い、というだけでなく様々な疾病のリスクが高まる事が研究の結果として明らかになってきています。
たとえば、肥満。
睡眠時間が短いと食欲を抑えるホルモンの分泌が少なくなり、食欲が高まり太りやすくなります。
高血圧もそうです。
血圧は自律神経によって調節されていて、睡眠時には副交感神経が優位となり血圧は下がります。
ですが不眠のため極端に睡眠時間が短く、交感神経が優位に働いている状態が長く続くと血圧は高いまま下がることができません。
また、高血圧と不眠症はお互いに作用し合っていて、調査によると不眠症で高血圧を発症するリスクは2倍!高血圧の人の半数が不眠症に悩まされているいう結果が出ています。
糖尿病にも深く関わるといわれ、発症のリスクは健康な人と比べ2~3倍に跳ね上がります。これは肥満のリスクからみても必然の事かも知れませんが。
この他にも、仕事中に眠くなれば集中力も低下し効率も悪くなりますし、身体の疲れが取れず、頭痛やひどい肩こり腰痛、むくみにも繋がります。
実際はこれらの症状が早く現れる為、長期的な結果の肥満や高血圧などよりも切実な悩みといえるでしょう。
日本人の5人に1人は眠りに問題を抱えているという調査結果もあるくらい、多くの方が悩まれているワケですが、不眠の原因は人それぞれです。
*不眠症を引き起こしている主な原因についてはコチラ。
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