陸上競技選手を中心に、走る動作の多いスポーツ選手が悩まされる症状にすねの痛みがあります。

シンスプリントとよく言われますが、正式には脛骨過労性骨膜炎。

 

脛骨(すねの骨)の表面にある骨膜が過労によって炎症を起こし、無理をしていると痛みが増して走れなくなったり、疲労骨折に進んだりすることもあります。

典型的な症状は、脛骨(すねの骨)の下1/3、内くるぶしの少し上あたりの痛み。

 

土踏まずのアーチをつくる筋肉や、地面を蹴る動作に働く筋肉が、着地のたびに強い力で下方向に引っ張られる → 骨から引きはがされるような力が加わる・骨とこすれるような力が加わる → 骨膜(骨と筋肉の付着部)に炎症が起きる。

が、痛みのメカニズムです。

 

扁平足、回内足の人は、土踏まずのアーチをつくる筋肉などが過度に伸ばされやすく、シンスプリントの発生頻度も高いといわれています。シューズの中敷も結構重要ですよ!

また、コーナー走、硬い路面にも注意が必要です。カーブのときに内側にくる左足は、右足に比べて回内が強くなってシンスプリントが起こる可能性が高まるので、ときどきトラック右回りなども取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

練習量を落としたり、練習を休むことでほとんどのシンスプリントの痛みは収まります。

安静にしていても痛い、パフォーマンスにかなり影響があるそんな場合は、一度、専門医に受診して疲労骨折の有無を確認してみてくださいね。

 

【基本的な対処法】

◆アイシング

痛みのある部位をアイシングします。

すねの部分はデコボコしているのでアイスマッサージが効率的です。

◆ストレッチング

過度に引き伸ばされるストレスに持ちこたえるだけの柔軟性の獲得が、症状の緩和につながります。

すね・ふくらはぎの筋肉がストレッチに便利なストレッチボードという器具があります。

◆筋力トレーニング

ランニング動作の安定を図る意味で、足首の関節周辺の筋肉を鍛えることも症状の改善と再発予防に役立ちます。

パワーウォーク、カーフレイズ、トウレイズ、タオルギャザーなど。

練習量自体の見直しも忘れずに!

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