多くの人を悩ませている「頭痛」。
原因は肩頚のコリ・血行不良、眼精疲労、ホルモンバランス、ストレス、家族性(遺伝的要素)など様々です。そんな中で、見落としがちな原因に貧血があります。
特に女性で、いつも頭痛が月経前からひどくなったり、たちくらみ・目まいを伴う、息切れする・・・などが思いあたる方、その頭痛は貧血のせいかもしれません。
貧血で頭痛?と思うかも知れませんが、理由を聞くと納得していただけるハズ。
貧血とは、血液中の赤血球やその中のヘモグロビンが不足した状態のことを言います。
そして血液には、それら血球と共に酸素を運ぶという重要な役割があるので、貧血で血球が減った状態では必然的に運ばれる酸素量も減ります。
身体が酸欠になる→脳も酸欠になる→頭痛に!。。。という流れ。
よく、高い山に登ると高山病で頭痛と吐き気が起こると聞きませんか?この高山病の頭痛と吐き気も、高地で酸素が薄くて酸欠になるせいで起こります。
貧血の頭痛・吐き気も同じ、酸素不足が原因と言えるでしょう。
改善方法は、やはり食生活が基本。
レバーや内臓などの動物性のものは鉄分の含有率も吸収率も高く、貧血の強い味方となってくれます。
・・・が、しかし!!
このレバーやら内臓系、苦手な方も多いのでは?かくいう私も食べれません(^^;
そんな私たちは地味に植物性のものをたくさん取る努力をしましょう。例えば、卵や貝類、豆などです。
植物性の吸収率を少しでも高めるために、酸っぱいもの(柑橘系、酢、ビタミンCなど)を一緒に取ると良いです。
酸っぱいもので胃酸の分泌が高まると、鉄分の吸収も高まるのです。
サラダや洋風のものにはマリネ液や手作りのビネガードレッシング、和食にはポン酢!
美味しく食べて貧血を改善、不快な頭痛ともおさらばですよ。
でも、忙しくて料理が出来ないときは無理せずサプリメントで代用しても。なんでも完璧を目指すと長続きしませんからね~
鍼灸治療でも補血(血を補う意味)の治療があります。
食事療法だけではなかなか改善が見られない方や、もともと月経量か多い、月経期間が長い、などの方は鍼灸での体質改善をおススメします。
*南野でした*